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トップがんの食事療法

がんの食事療法

食事療法を知る前に

がんの食事療法を知る前に、この機会に今までの食生活を振り返ってみてください。

お肉や揚げ物などからコレステロールを摂りすぎていなかったか。濃い味の食べ物が好きで塩分を摂りすぎていなかったか。野菜や果物を食べるように心がけていたか。朝食は食べていたか。

がんの食事療法を実践するためには、これらを大きく改めなければいけません。自分の身体の中のことです。自分が変わらなければ身体も変わっていかないし、病も良い方向へ向かっていかないと思います。

また、重要なことは人任せにしないことです。食生活を改めるということは、周りの人や家族の食生活にも影響します。 今までの食事から、食事療法を考慮したメニューに変えていくことは、作り手にとっては大きな負担となります。可能であれば、自ら食材調達や料理をやってみてください。 ちなみに私は、告知前は全く料理をしたことはありませんでした。病を機に、キッチンに立つようになりました。

とはいえ、食事療法はそんなに厳しいものではありません。自分のペースに合わせて、できることを少しずつ取り入れていけばいいと思います。

また、工夫次第では楽しみながらやれる部分もあります。

ポイントは、自分に合ったやり方を見つけて実践することです。ストレスを感じるようであれば、免疫低下を招き逆効果になります。

このことを踏まえてから、これから先を読んでください。

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がんの食事療法

がんの食事療法について自分がやっていることや、参考になった本を紹介したいと思います。

まず、がんの食事療法については、済陽式食事療法といわれるものがあります。(同じようなものでゲルソン療法といわれるものもあります。)

内容としては、減塩(1日5g以内)や、動物性(特に牛、豚など4足歩行動物)タンパク質と脂質を制限する、新鮮な野菜と果物をとる、等々、結構毎日実践するには厳しい内容となっています。

また、エビデンス(科学的根拠)がないものなので、信じて実践するかどうかは自分次第です。個人的には、糖尿病や肝臓病、腎臓病などでは食事療法が病院で薦められるのに対し、がんは好きなものを好きなだけ食べていいというのはちょっと違うなと思うので、できる範囲でやっています。しかし、色んな制限をかけてそれがストレスになってくると、今度は免疫システムに影響しそうなので、本当に個人の考え方によるところが多いと思います。

食事療法の詳細については、全ての内容は書ききれないので、よかったら下記の本を参考にしてみてください。↓

別ページ「がん治療を知る本の紹介」で紹介しているこちらの本の中でも、簡単にまとめられています。↓

ここで、私が上記を参考にし、ある程度自分で基準を作って実践していることを書いていきます。

①極力減塩にする(減塩しょうゆ、減塩みそなどを使い、料理時の塩も通常より少量にする)
②毎朝ヨーグルトを摂る(おすすめはR-1や脂肪ゼロのヨーグルト)
③ビール酵母(エビオス錠)を朝晩10錠ずつ飲む
④牛肉、豚肉は一切摂らない(鶏肉は制限なし)
⑤油は極力オリーブオイルやごま油を使う
⑥水は天然水を飲む(おすすめは日田天領水
⑦野菜・果物をたくさん摂る(ジュースでの摂取を推奨)

しかし、注意点がいくつかあるので書きます。

*野菜・果物ジュースの摂取が薦められていますが、殺細胞性の抗がん剤投与中は免疫が低下するので、生ものが制限されます。なので私はイレッサの時は飲んでいましたが、今は飲んでいません。代わりにカゴメ 野菜生活100 フルーティーサラダを飲んでいます。これは飲みやすくおすすめです。

*減塩についても、殺細胞性の抗がん剤の投与直後はミネラルバランスが崩れますので、ある程度塩分が必要な時があります。また、本の中では5g以内と書かれていますが、自宅での料理で栄誉成分を算出することも難しいので、ここは限度を決めずに極力減塩にしています。

*ヨーグルトは、女性特有のがんや、前立腺がんでは摂ってはいけないようです。

このように、最終的には自分の治療状況に応じて変化させていく必要があるので、一概に本の内容そのまま実践というのも難しいと思います。

ここで以前使用していたお薦めのジューサーを紹介します。↓

低摩擦タイプの他メーカーのと悩みましたが、こちらのパナソニック製のほうが安く、手入れが楽だったのでこれにしました。サラサラのおいしい野菜ジュースができます。ただ、バナナや小松菜などでジュースを作りたい時は、右側のミキサー付きタイプを使用するか、別でミキサーを使うかになります。うちには元々ミキサーがあったので、左側のほうにしました。ちなみに悩んだ低摩擦タイプは下記のクビンス・サイレントジューサーです。↓

新鮮で栄養たっぷり!酵素を壊さないおいしいジュースを作るなら・・・
世界各国で大ヒット中のクビンスサイレントジューサー!

エビオス、日田天領水、おすすめ野菜ジュースはこちらです。↓

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日田天領水

上述した「がんの食事療法」の中でも、水についてもう少し書きたいと思います。西洋医学では、がんと食事についてはエビデンス(科学的根拠)がないため、病院では薦められませんが、個人的には毎日摂る食事や水については、身体に少なからず影響を与えていると思い、食事療法やサプリ、水については信じて取り入れています。

そして、私が愛用している水は、日田天領水です。

この日田天領水は、抗酸化作用があり、身体の中の活性酸素を除去する活性水素を多く含んだ水です。また、がん細胞が無限に増殖するために分泌されているテロメラーゼという酵素を消去する働きがあるようです。別ページ「がん治療を知る本の紹介」や上記「がんの食事療法」で紹介した本「絶対あきらめないガン治療・30の可能性 」にも載っていました。

ただ、ネットで色々検索すると「抗酸化物質は、化学療法中は避けたほうがいい」とか、反対に、「抗酸化物質は副作用を軽減し、化学療法と併用することで抗がん作用が高まる」など、専門家の間でも賛否両論に分かれているようです。そこで、興味深い記事があったのでリンクを貼ります。↓

http://d.hatena.ne.jp/appleflower/20070502/1178163297

これを見ると、抗酸化物質を摂ったほうがいいように思います。私は専門家ではないのでよく分かりませんが、個人的には、やはり活性水素水は摂ったほうが良いと思い、信じて日田天領水を飲んでいます。ただし、当然これを飲んだだけでがんが治るとかは思ってないです。あくまでも、少しでも身体を良い状態に保つためです。

ちなみに、私はネットでお得な12Lタイプ(下記右側)を購入しています。このサイズがキッチンの棚に収まり、ちょいうど良いです。旅行や帰省する際は、上記の12Lタイプよりやや高いですが、ペットボトル(下記左側)を購入しています。

気になる味は、とてもすっきりしていておいしいです。水道水(浄水)との違いは、お茶にして飲んだりするとはっきり分かります。

無料のレンタル冷却ウォーターサーバーもあります。↓

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シイタケ菌糸体〜シイタゲン-α

私が愛用している栄養補助食品を紹介します。小林製薬から販売されている、シイタケ菌糸体エキス、シイタゲン-αです。

がんに効くといわれる健康食品はたくさんあり、ある程度裏付けがあるものから、効果があるかもしれないが裏付けの取れていないものなど、実に多種多様です。また、このような食品レベルで、高い抗がん効果を期待するのも少し無理があるようにも思います。そんな中で、私が摂取しているのがシイタゲン-αです。このシイタゲン-αの原料であるシイタケ菌糸体は、マウスを用いた試験や、がん患者を対象とした臨床試験で、免疫細胞を活性化させることと、免疫細胞を無力化させる免疫抑制細胞を抑える、ということが確認されており、学会レベルでも発表されているようです。これはがんサポートのサイトで確認できます。↓

http://gansupport.jp/article/treatment/meal/3887.html

http://gansupport.jp/article/treatment/immunity/3734.html
*記事全文を読むには、無料の会員登録が必要です。

がん細胞は、免疫系にブレーキをかける免疫抑制細胞を増加させ、攻撃を受けにくくしています。シイタケ菌糸体は、このように増加した免疫抑制細胞を抑えるという、食品成分としてはみられない作用を持っているそうです。僕は今のところ1年以上このシイタゲン-αを飲んでいます。途中イレッサに耐性がつき、病状が悪化したこともあるので、シイタゲンの効果は?と聞かれるとはっきりは答えられません。しかし、肺がんステージ4と告知されて2年以上、癌性髄膜炎と言われ、予後不良とまで言われた割に、今も維持療法で元気でいられることを考えると、毎日飲んでいるシイタゲンは、少しは効果してくれているのかな、と思って続けています。

この手の栄養補助食品は、本当に自分が信じて続けられるか、という部分もあります。また、1ヶ月分で、定期割引をしても約9千円と割高です。シイタゲン-αの商品詳細、購入については、下記小林製薬のホームページから確認できます。

http://www.k-lem.jp/

興味のある方は、一度チェックしてみてください。

小林製薬の健康食品は下記もおすすめです。↓

小林製薬のナットウキナーゼ&DHA&EPAセット

小林製薬の『野菜と酵素』

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減塩グッズ紹介

私が使っている減塩商品を紹介します。

鎌田の低塩だし醤油200ml 1本

鎌田の低塩だし醤油200ml 1本
価格:292円(税込、送料別)

どれも通常の使用量に置き換えるだけですので、お手軽に減塩できます。味はそこまで薄くなることもなく、使いやすいものばかりです。

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ホームベーカリーで減塩食パン

がんの食事療法で重要なことは、減塩することです。

それを実践するために、私は朝食のパンをなるべくホームベーカリーで作っています。

我が家では、朝食はパン食なので、よく市販のパンを買います。でも、パンは市販のものもベーカリーのものも、種類にもよりますが結構塩分があります。これは、塩はパン生地を引き締めて手や機械で扱いやすくするという役割があるので、小麦粉100%に対して大体塩2%くらい入れます。ホームベーカリーの1斤で言うと5gくらいです。これが、ホームベーカリーでは塩分半分以下の2gくらいで作れます。1食分で言うと0.3gくらいです。

ホームベーカリーで食パンを作る場合は、全て機械がやってくれるので、パン生地が扱いにくいとか関係ないですし、工場やベーカリーの醗酵室とは違って、発酵もよくとれるので、これくらいの塩の量で全然問題ありません。(生地をホームベーカリーから出して別の食型に入れてオーブンで焼いたり、菓子パンを成型したりする場合は別です。)

時々「食塩無添加食パン」「減塩食パン」という名前で販売されているものもありますが、割高で、おいしくないことはないのですが、やっぱり連食には向かないかなと思います。

我が家では5~6年くらい前に購入した、今はなき「National」ブランドの1斤タイプのものですが、今も普通に使えています。今で言うと下記のモデル(パナソニック製)になるかと思います。

それと、よくある「食パンミックス」というミックス粉は使わないでください。普通に塩分が入っているのと、乳化剤やイーストフードといった食品添加物も含まれています。材料は、面倒ですが自分で入れるのが身体にはいいです。

材料の配合に関しては、ヘルシーレシピ紹介のページに掲載しています。

ちなみに、小麦粉は下記のものがおすすめです。色々試した中で小麦の味、香りがすごくいいです。その他、製パンに必要なイーストもリストアップしておきます。

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食事療法の工夫と楽しみ方

①例えばハンバーグを作るとします。こういう時は、妻と子供達には合挽肉、自分は鶏ひき肉を使います。

ハンバーグの画像です。
ハンバーグの画像です。

鶏肉でもどこまでおいしく作れるか、何度も試して納得いくものができた時は、とにかく嬉しいですし、楽しいです。妻や子供達は、牛豚のハンバーグを作ってあげるととても喜んでくれます。

この鶏ひき肉のハンバーグはヘルシーレシピ紹介のページで#13 鶏挽肉のとろふわ豆腐ハンバーグ〜大根おろしのせとして レシピを掲載しているので見てみてください。

②例えばエビフライを作るとします。日頃低コレステロールを意識していても、たまには揚げ物も食べたくなります。

エビフライの画像です。

こういう場合は「吸油の少ないパン粉」を使います。チキンカツなどもこれで作ったりします。食事療法の制限もこれで幅が広がります。

③例えば菓子パンを作るとします。上述した減塩食パンほど塩の量は減らせませんが、通常よりは塩は控えめにします。

パンの画像です。
パンの画像です。
パンの画像です。

ホームベーカリーの「パン生地」モードで生地を作れば、好きな形に成型して発酵させ、オーブンで焼くだけです。子供と一緒に作れば楽しいです。

④例えば洋菓子を作るとします。食事療法では糖分の制限はありませんので、特に制限されていなければ、たまには洋菓子も良いでしょう。

菓子の画像です。
菓子の画像です。
菓子の画像です。

これも妻や子供達に喜ばれますし、一緒に作れば楽しいです。

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がん予防のための食事

通院している病院で、タイトルの内容の講座があったので参加しました。がんにおける食事療法が確立されていない中で、「予防」という観点からは結構研究がされているんだなと思いました。

講座の中で、個人的に重要だと思った部分を下記に挙げてみます。

・ハーバード大学の調査では、アメリカ人のがんの原因は30%が喫煙、30%が食事とされている。
・アメリカ国立がん研究所のデザイナーフーズプログラムでは、がん予防に効果が高いといわれる食品(にんにく、キャベツ、大豆、しょうが、にんじん、セロリなど)を頂点としてピラミッド型で示されている。
厚生労働科学第3次対がん10ヶ年総合戦略研究事業「生活習慣改善によるがん予防の開発と評価に関する研究」研究班作成資料では、①塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする、②野菜、果物不足にならない、③加工肉、赤肉(牛、豚、羊など)は摂りすぎない、④飲食物を熱い状態で摂らない、ことが示されている。
腸内環境を整えることは、大腸がんの予防の他、コレステロール低下作用やメタボ予防、免疫の刺激、自立神経を整えることにつながる。

講座の最後では、これらをまとめたがん予防の食事について下記のようにまとめられていました。

・塩分はなるべく控える
・肉類:魚=1:2
・果物1日1回(50g程度)
・野菜1日350g以上
・大豆製品:卵=2:1
・低脂肪ヨーグルト+オリゴ糖
・マルチビタミン、ミネラルを少量 (摂りすぎはよくない)
・熱いものを無理に摂取しない

このように見ると、上述した「がんの食事療法」の内容に近いように思いました。がん予防とはいえ、この内容はがん患者さんにとっても有益な情報ではないかと思います。

食事療法までなかなかできないとか、食事は好きなものを食べたいという方も多いと思いますが、このような内容からはじめてみられるというのもいいんじゃないかなと思いました。

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マルチビタミン・サプリメント マルチバイタル(MPV)


体にうれしいマルチビタミン


がん予防食品

以前放送された「みんなの家庭の医学」という番組で、がん予防に効果がある食品が紹介されていました。それは、玉ねぎとにんにくです。

番組の中では、主に胃がん予防に効果があるということで、この2つが紹介されていました。

玉ねぎは、ケルセチンという物質が活性酸素を中和する作用があり、がんに対して抗酸化物質として働く効果があるようです。ケルセチンは、水に溶けやすく、熱に強いので、水にさらさず調理するのが良いらしいです。

にんにくは、DATS(ダッツ)という物質が、がん化する前の細胞をアポトーシス(細胞死)させる作用があるようです。にんにくを細かく刻むほどこのDATSが多く出るらしいです。また、脂溶性なので油と一緒に使うと効果が高いとのことです。料理でよく刻んだにんにくを油で炒めて香りを引き出すということがありますが、健康にも良いようです。

番組の中では、一日に、にんにく1片と玉ねぎ1玉を摂取することが推奨されていました。胃がん予防という枠での内容でしたが、個人的には、どのがんにも効果があるように思います。上述した「がんの食事療法」も、にんにくはがん予防に効果があるという内容でした。

あと、がん予防という枠ではなかったですが、くるみが動脈硬化予防になり、悪玉コレステロール減や抗酸化作用があると紹介されていました。この効果からすると、がん予防にもつながりそうです。

番組の内容は、下記ABCのサイトをご覧ください。↓

http://sp.health.asahi.jp/dfeature/index.php?page_id=1464

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がん予防・対策につながる食事療法

以前放送された「健康カプセル!ゲンキの時間」という番組の中で、がんの食事療法の話が出ていました。上述の「がんの食事療法」でも紹介した済陽式食事療法や「がん予防のための食事」で触れたデザイナーフーズプログラムが紹介されていました。

実際に、済陽高穂先生が出演されていて、食事療法のポイントをすごく簡潔に説明されていたので紹介させていただきます。

①塩分、動物性タンパク質の制限
②野菜ジュースを毎日飲む
③乳酸菌・海藻類の摂取
④アリシン属(ネギやニラ、にんにく、しょうがなど)の摂取

以上4つに加えて、デザイナーフーズプログラムのピラミッドの上位にある大豆(納豆)にネギやにんにく、しょうがなど、アリシン属の薬味を加えて、うまく摂取することが紹介させていました。ちなみに、アリシンは熱に弱いので、火を通さず摂取するのがポイントのようです。

また、済陽先生の患者さんで、胃がんステージ4で余命1年と言われた方が、抗がん剤と済陽式食事療法を組み合わせたことで、5年生きられているという方が出演されていました。

ただ、私もそうですが、抗がん剤の種類によっては生ものが制限されるケースがあります。なので、野菜ジュースは市販の殺菌されているものを飲んでいますし、野菜は極力火を通して食べるようにしています。しょうがやにんにくのすりおろしで、薬味程度のものは火を通していません。この辺は、個人で工夫が必要かと思います。

私も肺がんステージ4で予後不良と言われながらも、自分なりに食事療法をはじめて、何とか告知から2年生きられています。少しは効果が出ていると信じています。

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34歳で肺がんステージ4 blueのアメーバブログ
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